こんにちは。Renaです。
前回までは、音楽がもたらす癒しの力について、メカニズムや歴史的背景などを書いてきました。
今回はもうちょっとラフな感じで、最近の心境も交えながら、プレイリストのご紹介をしたいと思います。
先日、夕食の際。
故人が好きだった食べ物をお供えしようと思い
食卓テーブルでいつも座っていた席に食事を置いて 写真を立てて おりんを鳴らして
食べてね〜なんて思いながら。食事を始めました。
その光景は、写真があって、隣には母が座っていて。
今までは実際に二人の姿があったのに 今では片方は写真になっている。
その事実がなんとも言えない気持ちになり こっそり泣きました。
こういう気持ちって、本当になんて表現すればいいいか・・・わからないですね。
心の傷、なのかな。
日々過ごしていると、本当に些細なことでも
日常のあちこちに悲しみの種のようなものがたくさん、あることに気がつきます。
グリーフの過程で、感情が複雑に絡み合い、自分自身でもうまく言葉にできない瞬間が多くあります。
そんな時、音楽は感情を言語化せずに感じ取る手助けをしてくれます。
今回は私が日々助けられているプレイリストをご紹介したいと思います。
ヴァイオリンの音色とクラシック音楽が与える癒し
まず前提として、グリーフの最中に聴く音楽は、感情に寄り添い、静かに心を包み込むような曲を選ぶことが重要です。
そしてテンポの速い曲や派手な旋律ではなく、ゆっくりとしたメロディーや柔らかいハーモニーが心の癒しに繋がります。
前回の記事↑ でもお話をしたように、メロディーやリズムが心拍数や呼吸に作用するため、穏やかなテンポの音楽を聴くことで、心拍数が落ち着き、ストレスホルモンの分泌が抑えられます。その結果、体と心の緊張がほぐれ、リラクゼーションをもたらす効果が期待できます。
ジャンルはどんなものでもOKですが、特にクラシック音楽は適していると考えています。
逆のお話をすると、スポーツジムではアップテンポなものを大きな音で流しています。すると心拍数が上がり、利用者のモチベーションを上げる効果を狙っています。そんな工夫がされているのか・・・!と私も驚きました。
今回は、クラシック音楽のプレイリストをご紹介します。
また別の記事で、なぜクラシック音楽がグリーフケアにおいて効果的か、も書きますので、そちらも是非見ていただけたら嬉しいです。
グリーフケアのためのプレイリスト
今回は、ヴァイオリン曲のプレイリストです。
ヴァイオリンの音色は、人間の歌声に一番近いとされていて、感情に訴えかけるような力があります。
楽器が持つ音色も、美しく素晴らしいものです。
参考までに、動画リンクも掲載します。ぜひ、聴いてみてください。
・シューベルト:アヴェ・マリア
・エルガー:愛の挨拶
・バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番「サラバンド」
・マスネ:タイスの瞑想曲
・ドビュッシー:美しき夕暮れ
・パラディス:シチリアーノ
普段クラシック音楽を聴かない方も、お好きな方も
癒され穏やかな気持ちになる曲たちです。
心が静かになり、悲しい現実から少しの間、別世界へと誘ってくれます。
言葉では癒しきれない深い悲しみにも、そっと寄り添ってくれるでしょう。
インスタグラムでは、定期的にグリーフケアミュージックに関する発信と演奏動画を投稿しています。
インスタライブも不定期で配信していますので、ぜひ、フォローしてくださいね。
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